2007.4.12(Thu)〜
第8報:2008.05.25
〜インディ500〜
世界3大カーレースの一つ、インディアナポリス500マイル 通称「インディ500」観戦のため、インディアナポリスへやって来ました。 今年で92回目を迎える、世界でも最も歴史ある自動車レースの一つです。 さすがにオーバルコースだけあって、ストレートは非常に長い!! 全長5/8マイル(約1km)だそうです。これでメインストレートの半分です。 今日の席はPaddock Penthouse(パドックペントハウス)と言って、 一段高い所にあるシートなので、見晴らしも大変良いです。 普通はかなり前から準備しないと買えないらしいが、ネットオークションにて購入。 ちなみに3大カーレースの他の2つは、F1モナコグランプリと、 ルマン24時間耐久レースです。 |
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こんな感じで、シートは表彰台の直ぐ目の前。 でしたが、実は1ブロック間違っていて、この後移動しました。 ホントのシートに移動しても、表彰台はホボ目の前です。 かの有名なフレーズ 「Ladies and Gentlemen, Start your engine!」 と共にエンジンが掛かり、いよいよボルテージも上がります。 |
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F1と違って、インディはセーフティーカーで先導されての、ローリングスタートです。 ちゃんと隊列を組んで、スタートを待ちます。 レースが始まると、350km/hを軽く超えるスピードで目の前のストレートを 駆け抜けていきます。排気音が凄すぎて耳栓は必需品です。 ストレートのスピードとほぼ変わらない、350km/h程の猛スピードで 1コーナーへ突っ込んで行く様は、尋常じゃないですよ。 鈴鹿でバックストレートから130Rへ突っ込んで行くF1マシンを 初めて見た時の様な衝撃を受けました。 何で、あんなスピードでクルマが曲がれるんだろう?? |
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今年が始めてのインディ500の武藤選手。 最初のピットインでエンストし、20位台まで落ちましたが、 目の前のストレートで、オーバーテークシーンを数多く見せ、 一時は5位まで順位を上げ、表彰台の期待も持たせてくれました。 最終的には7位でしたが、有力チームである 「アンドレッティ・グリーン・レーシング」のシートを勝ち取ったことからも、 実力は確かのようで、今後が楽しみです。 |
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その武藤のチームメイト、トニー・カナーンの大破したクルマです。 これまた、目の前で豪快なオーバーテークを見せ、 トップに立ったのですが、オーバースピード?により、 壁に突き刺さりました。 トニー・カナーンは2004年にインディ500で優勝した実力者です。 そんな選手でも、一瞬のミスで即リタイヤです。 |
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今年のインディジャパンで、女性として始めてインディシリーズで優勝した ダニカ・パトリックです(黒と青のクルマ)。ダニカも武藤のチームメートです。 レース前の選手紹介の時には、一番大きな声援を受けており、 その人気と「女性初のインディ500優勝」の期待の高さが伺えます。 最後のピットインでの写真ですが、このすぐあとに後ろを走っている ライアン・ブリスコー(赤白のマシン)がピットアウトの際、 後輪を滑らせダニカ・パトリックと接触。リタイアとなりました。 怒り狂ったダニカがライアンのピットへ向かう姿を大ビジョンが大写しにし、 一時場内は騒然となりましたが、係員に説得されモーターホームへと向かい、 事なきを得ました。 |
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500マイル(800km)をわずか3時間半で駆け抜け、いよいよチェッカーです。 今年は事故が相次ぎ、なんと8回もセーフティーカーが入り、 お陰で再スタートシーンが何度も見れ、大変エキサイトでした。 そのため、中盤はダレる時間帯もあるだろうと予想していましたが、 3時間半、シートから離れることなく、レースに釘付けとなりました。 でも、ピットインのタイミングや回数と言った、各チーム・各選手の 戦略を見ることが出来ず、それはそれで残念でした。 |
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第92回の優勝者は、チーム・チップガナッシのスコット・ディクソンでした。 ニュージーランド出身のドライバーです。 フィニッシュラインに敷き詰められたレンガにキスしてます。 インディアナ・スピードウェイが出来た当初、 コース全面に敷き詰められていたレンガを、フィニッシュラインに残してあるとの事。 通常のレースならシャンパンでお祝いですが、 インディ500では、優勝者が伝統的にミルクの一気飲みをします。 そして、表彰式は無し!!! 表彰台が目の前なのに意味無いぞ〜。 |
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決勝日だけで35万人を超す観客が集まるインディ500の帰りは 当然のようにヒト・ヒト・ヒト・・・かと思いきや、それほど人ごみに巻き込まれず、 唯一、サーキット外に出るゲートが混んでいたくらい。 (35万人は一回のイベントでは世界最多の観客です。) 道路もクルマで大渋滞を覚悟していましたが、さすが92回の歴史を持つだけあり、 警察も手馴れたもの。高速までのメインストレートは完全封鎖し、 インディ500から帰るクルマ専用となっていました。 駐車場から高速まで30分くらいでした。高速でも渋滞無し。 ストレスを殆ど感じることなく、帰路に着きました。 成熟したクルマ社会のアメリカの実力を、マザマザと見せ付けられました。 日本では到底出来ないんだろうな。 |
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